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Otsuライブラリ
API仕様

このドキュメントはOtsuライブラリのAPI仕様書です.

参照先: 説明

パッケージ 
パッケージ 説明
otsu.hiGadget
XML読み込みなど開発補助機構.
otsu.hiNote
汎用的に使用されるクラス群.
otsu.hiNote.command
コマンドエンジン.
otsu.hiSwing
swing(JAVA-GUIパッケージ)のサポートクラス群.
otsu.symphonie
構文定義に従って構文を解析し、構文要素を順次、または構文木をまとめて取得する ライブラリ、コマンド.

OtsuライブラリAPI仕様

このドキュメントはOtsuライブラリのAPI仕様書です.

Otsuライブラリは次の5個のパッケージで構成されます。

パッケージ jar 説明
ostu.hiNote hiNote,symphonie 基本のライブラリで広い用途で用いるものです
ostu.hiGadget hiNote,symphonie 統計処理やXML処理など用途が少し限定されるものをまとめました
otsu.hiSwing hiSwing SWING-UI補助ライブラリ
otsu.symphonie symphonie 構文解析ライブラリ
ostu.hiNote.command hiNote,symphonie hiNoteが持つコマンド群のエンジン部です。

 核となるクラス

ostu.hiNoteには広範囲に使える核となるクラスが用意されています。

hiU

hiUクラスには配列やクラス内容を表示する
hiU.str(XX);
関数の呼び出し階層を表示する
hiU.i(XX);// 入口で表示
hiU.m(XX);// 中間で表示
hiU.o(XX);// 出口で表示
が用意されています。

hiU.str()の表示機能は強力で、配列やMap,Listの表示の他階層化したクラスデータをインデント付きで表示することや、 色々な表示方法の選択ができます。
JSON形式での表示も可能となっています。、

hiText

日本語空白も考慮したtrim()や空要素も考慮したsplit()、コメントや引用符も考慮したtokens()などの機能を持ちます。

文字列を指定長に短縮するshorten()なども用意されています。

hiFile

簡便なファイルオープンメソッドを用意しました。

hiFile.openTextFileR テキストファイルを読み込み用にオープンする BufferedReader
hiFile.openTextFileW テキストファイルを書き出し用にオープンする PrintWriter
hiFile.openBinaryFileR バイナリファイルを読み込み用にオープンする BufferedInputStream
hiFile.openBinaryFileW バイナリファイルを書き出し用にオープンする BufferedOutputStream

他にもObjectファイルのオープン、リソース上のファイルのオープンなども用意してあります。

テキストファイルに関してはオープンしてStringに全体を読み込むメソッド
text=hiFile.readTextAll(ファイル名)
なども用意されています。

hiSyncQue<T>

put(),get()とclear()のシンプルなAPIを持つ同期QUEUEです。

get()で待ち状態の時にclear()でget()をnullで起こすことができます。

hiJSON

利用者定義のクラスデータをJSONの形でエンコード/デコードできます。

辞書、配列、文字列といった汎用型での取り扱いメソッドも用意されています。

利用者定義のジェネリック型や派生型、多型にも対応しています。

hiTime

時間関連の単純な手続きをまとめました。

現在時刻を文字列で得る。現在時刻をlongで得る。longを時刻表示にする。ラップタイムを得る。 毎日指定時刻にタスクを実行するなどの機能を持ちます。

COMMAND

hiNote.jarには幾つかのコマンドが仕込まれています。

・java -jar hiNote.jar ur : UDP受信機
・java -jar hiNote.jar conv -with pattern -in input : 文字列変換

convはhiRegexの構造化正規表現パターンに従って文字列変換を行います。
実際に使用しているパターンを載せます。

 バージョン2⇒バージョン3

バージョン3は主にクラスの整理を行いました。

 アプリケーションのコンパイルと実行

hiNote,hiSwing,symphonieの3つのパッケージは次のjarファイルに纏められています。

jarファイル 含まれるパッケージ
hiNoteX_XX.jar hiNoteのバージョンX_XX
 +
hiGadgetのバージョンX_XX
hiSwingX_XX.jar hiSwingのバージョンX_XX
別途hiNoteが必要
symphonieX_XX.jar symphonieのバージョンX_XX
 +
hiNoteのバージョンX_XX
 +
hiGadgetのバージョンX_XX

コンパイル時/実行時パス指定

otsu.hiNoteを利用する アプリケーションのコンパイル時はotsu.hiNoteを持つjarを指定する必要があります。
次のいずれかを行います。

ここでは単純に固定位置にインストールした場合のコンパイル法、実行法を述べます。

ANTのbuild.xml

仮にhiNote_3_14.jarをC:\jlibに置いたとしての antのbuild.xmlの例を示します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<project default="main">
   <property name ="classpath" value="C:/jlib/hiNote_3_14.jar"/>
   <target name="main" depends="make,run"/>
   <!-- javaコンパイルを行う -->
   <target name="make">
      <javac srcdir="."       includes="*.java"
             encoding="UTF-8" classpath=".;${classpath}" />
   </target>
   <!-- 試験プログラムを実行する -->
   <target name="run">
      <java classname="MyClass" classpath=".;${classpath}" fork="true">
         <arg value="6 4"/>
      </java>
   </target>
</project>
<!-- 補足
antでプログラムを実行する場合fork="true"は必須です。
-->

Windowsのバッチ

コンパイルは次のように行います。
SET CLASSPATH=%CLASSPATH%;C:\jlib\hiNote_3_14.jar
javac  -Xlint:unchecked *.java
実行は次のように行います。
SET CLASSPATH=%CLASSPATH%;C:\jlib\hiNote_3_14.jar
java MyClass 6 4

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