hiRef.V1 (OtsuLibrary)

java.lang.Object
- otsu.hiNote.hiRef.V1<T>

すべての実装されたインタフェース:

Serializable, AutoCloseable

含まれているクラス:

hiRef
```
public static class hiRef.V1<T>
extends Object
implements Serializable, AutoCloseable
```
単純に１個のデータを持つ構造体.
引数に値を戻すための構造体です。
貧弱なJavaは引数に値を返す機能を持ちません。オブジェクトは全てポインタ渡しなので、オブジェクトの値を変えることができれば、値を返すことができるのですが、Stringや各種primitiveラッパークラスには値をセットするメソッドが用意されていません。
このため、値を返したいためだけに新たに値クラスを作成したり、ひどい場合は、関数の脇に変数インターフェースを置くなど見苦しくかつ危険な仕様を採用する場合もあります。
V1は、このような事態を避けるためのものです。
```
   private HashMap<String,String>  id_dict;
   private HashMap<String,Integer> sub_id_dict;
   public  String foo(String name,V1<Integer> sub_id)throws Exception{
      sub_id.value= sub_id_dict.get(name);// ここで返す値を設定している
      return id_dict.get(name);
      }
   //
   public void boo()throws Exception{
      String name;
      // nameに値セット
      V1<Integer> sub_id=new V1();
      String id= foo(name,sub_id);
      System.out.println("id="+id+" sub-id="+sub_id_value);
      }
```
残念ながら愚かなJavaの仕様のためprimitive型を直接置く V1<int> などは使えません。
関連項目:

直列化された形式

フィールドのサマリー

フィールド
修飾子とタイプフィールドと説明

T value
<T>の値を保持する.

フィールド
修飾子とタイプ	フィールドと説明
`T`	`value` <T>の値を保持する.

コンストラクタのサマリー

コンストラクタ
コンストラクタと説明

V1()
値の設定されていないオブジェクトを作る

V1(T val_)
指定値でオブジェクトを作る.

コンストラクタ
コンストラクタと説明
`V1()` 値の設定されていないオブジェクトを作る
`V1(T val_)` 指定値でオブジェクトを作る.

メソッドのサマリー

すべてのメソッドインスタンス・メソッド concreteメソッド
修飾子とタイプ	メソッドと説明
`void`	`close()` 値がcloseableの場合closeし、値を廃棄する.
`boolean`	`equals(hiRef.V1<T> that)` 同値比較.
`hiRef.V1`	`reset()` 既にある値を廃棄する
`T`	`set(T val_)` 既にある値をcloseし、新たな値を設定する
`String`	`toString()` 値の文字表示を得る.
`T`	`val()` 値を得る.

クラスから継承されたメソッド java.lang.Object
equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait

- フィールドの詳細
  - value
```
public T value
```
    <T>の値を保持する.
- コンストラクタの詳細
  - V1
```
public V1()
```
    値の設定されていないオブジェクトを作る
  - V1
```
public V1(T val_)
```
    指定値でオブジェクトを作る.
    
    パラメータ:
    
    val_ - valueにセットされる
- メソッドの詳細
  - toString
```
public String toString()
```
    値の文字表示を得る. hiU.str(Object)で文字列化されます。
    
    オーバーライド:
    
    toString クラス内 Object
    
    戻り値:
    
    文字列表示
  - equals
```
public boolean equals(hiRef.V1<T> that)
```
    同値比較.
    ２つのV1<T>のvalue同士をそれぞれequals()比較し値が一致するかどうかを調べます。ともにnullの場合も一致としています。
    
    パラメータ:
    
    that - 比較対象
    
    戻り値:
    
    同じ値を持つ場合真、異なる場合偽
  - close
```
public void close()
```
    値がcloseableの場合closeし、値を廃棄する.
    
    定義:
    
    close インタフェース内 AutoCloseable
  - val
```
public T val()
```
    値を得る.
    
    戻り値:
    
    値
  - set
```
public T set(T val_)
```
    既にある値をcloseし、新たな値を設定する
    
    パラメータ:
    
    val_ - 設定する値
    
    戻り値:
    
    設定した値
  - reset
```
public hiRef.V1 reset()
```
    既にある値を廃棄する
    
    戻り値:
    
    this

クラス hiRef.V1<T>

フィールドのサマリー

コンストラクタのサマリー

メソッドのサマリー

クラスから継承されたメソッド java.lang.Object

フィールドの詳細

value

コンストラクタの詳細

V1

V1

メソッドの詳細

toString

equals

close

val

set

reset