hiTry.R (OtsuLibrary)

java.lang.Object
- otsu.hiNote.hiTry.R<T>

すべての実装されたインタフェース:: Serializable, AutoCloseable, hiField.HasValue

含まれているクラス:: hiTry

public static class hiTry.R<T>
extends Object
implements Serializable, AutoCloseable, hiField.HasValue

資源管理体.

try-with-resourcesで資源管理を行います。

資源クラスのclose()がtryブロックから抜ける時に呼ばれます。

資源インスタンスの初期化はtryの動作ブロックの中で行うことができます。

資源クラスがclose()を持たない場合でも、close()時の手続きを与えることにより資源解放を行うことができます。

   // ブロックの中で初期化
   try(R<BufferedReader> _r=new R<>()){ // ここでは初期化しなくてよい
      //...
      _r.set(hiFile.openTextFileR(fileName)); // ここで初期化
      //...
      }
   catch(Exception _ex){} // ここでclose()が呼ばれる
   // closeを持たないクラスで資源管理
   try(R<myClass> _r=new R<>){ // ここでは初期化しなくてよい
      _r.whenSet(_m   -> _m.start());// set()時に動く手続き
      _r.whenClose(_m -> _m.end());  // close()時に動く手続き
      //..
      _r.set(new myClass());  // <-- ここでstart()を呼ぶ手続きが動く
      //..
      }                       // <-- ここでend()を呼ぶ手続きが動く
   // catchは必須ではない

関連項目:: 直列化された形式

コンストラクタのサマリー

コンストラクタ
コンストラクタと説明
`R()` 値の設定されていないオブジェクトを作る.
`R(Consumer<T> closing_)` クローズ時の処理を設定し、資源管理オブジェクトを作る.
`R(Consumer<T> setting_, Consumer<T> closing_, long option_)` セット時の処理、クローズ時の処理を設定し、資源管理オブジェクトを作る.
`R(Consumer<T> closing_, long option_)` クローズ時の処理を設定し、資源管理オブジェクトを作る.
`R(T val_)` 指定値で資源管理オブジェクトを作る.
`R(T val_, Consumer<T> closing_)` 指定値でオブジェクトを作る.
`R(T val_, Consumer<T> setting_, Consumer<T> closing_)` 指定値で資源管理オブジェクトを作る.
`R(T val_, Consumer<T> setting_, Consumer<T> closing_, long option_)` 指定値で資源管理オブジェクトを作る.

メソッドのサマリー

すべてのメソッド staticメソッドインスタンス・メソッド concreteメソッド
修飾子とタイプ	メソッドと説明
`void`	`close()` try-with-resourcesブロックの最後に呼ばれるclose.
`T`	`detach()` 既にある値を取り外す（closeされない,手続き設定は残る)
`boolean`	`equals(hiTry.R<T> that)` 同値比較.
`hiTry.R`	`reset()` 既にある値を消去する(手続きも含め設定を消去する)
`T`	`set(T val_)` 既にある値をcloseし、新たな値を設定する.
`static void`	`useRandomAccessFile(String fileName_, String mode_, hiU.BiConsumerEx<String,RandomAccessFile,Exception> func_)` RandomAccessファイルをラムダ式で利用.
`T`	`val()` 値を得る.
`void`	`whenClose(Consumer<T> closing_)` close時の手続きを設定する.
`void`	`whenClose(Consumer<T> closing_, long option_)` close時の手続きを設定する.
`void`	`whenSet(Consumer<T> setting_)` セット時の手続きを設定する.

クラスから継承されたメソッド java.lang.Object
equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

- コンストラクタの詳細
  - R
```
public R()
```
    値の設定されていないオブジェクトを作る.
    try-with-resourcesに置きリソース管理を行います。
    値はset()関数で与えます。
```
   try(R<MyResource> _r=new R<>){
      //...
      _r.set(new MyResource(someData)); // セットする
      _r.val().doSomeThing();           // 参照する
      }
```
  - R
```
public R(T val_)
```
    指定値で資源管理オブジェクトを作る.
    
    パラメータ:
    
    val_ - valueにセットされる
  - R
```
public R(T val_,
         Consumer<T> closing_)
```
    指定値でオブジェクトを作る.
    
    パラメータ:
    
    val_ - valueにセットされる
    
    closing_ - 終了時の手続き
  - R
```
public R(T val_,
         Consumer<T> setting_,
         Consumer<T> closing_)
```
    指定値で資源管理オブジェクトを作る.
    
    パラメータ:
    
    val_ - valueにセットされる
    
    setting_ - set時の手続き
    
    closing_ - 終了時の手続き
  - R
```
public R(T val_,
         Consumer<T> setting_,
         Consumer<T> closing_,
         long option_)
```
    指定値で資源管理オブジェクトを作る.
    
    パラメータ:
    
    val_ - valueにセットされる
    
    setting_ - set時の手続き
    
    closing_ - 終了時の手続き
    
    option_ - hiU.EVEN_NULL
  - R
```
public R(Consumer<T> closing_)
```
    クローズ時の処理を設定し、資源管理オブジェクトを作る.
    
    パラメータ:
    
    closing_ - クローズ時の処理手続き　(close前に呼ばれる)
  - R
```
public R(Consumer<T> closing_,
         long option_)
```
    クローズ時の処理を設定し、資源管理オブジェクトを作る.
    デフォルトでは値がnullの場合は手続きは実行されません。hiU.EVEN_NULLを指定した場合はnullの場合でも手続きが呼ばれます。
    
    パラメータ:
    
    closing_ - クローズ時の処理手続き　(close前に呼ばれる)
    
    option_ - hiU.EVEN_NULL
  - R
```
public R(Consumer<T> setting_,
         Consumer<T> closing_,
         long option_)
```
    セット時の処理、クローズ時の処理を設定し、資源管理オブジェクトを作る.
    デフォルトでは値がnullの場合は手続きは実行されません。hiU.EVEN_NULLを指定した場合はnullの場合でも手続きが呼ばれます。
    
    パラメータ:
    
    setting_ - セット時の処理
    
    closing_ - クローズ時の処理手続き　(close前に実行)
    
    option_ - hiU.EVEN_NULL
- メソッドの詳細
  - equals
```
public boolean equals(hiTry.R<T> that)
```
    同値比較.
    でも２つのR<T>のvalue同士をそれぞれequals()比較し値が一致するかどうかを調べます。ともにnullの場合も一致としています。
    
    パラメータ:
    
    that - 比較対象
    
    戻り値:
    
    同じ値を持つ場合真、異なる場合偽
  - close
```
public void close()
```
    try-with-resourcesブロックの最後に呼ばれるclose.
    通常は自動呼出しですが、利用者が明示的に呼び出しても構いません。
    利用者の呼び出しと、try-with-resourceの呼び出しで２重呼び出しとなっても、問題はありません。
    close時の手続きが設定されている場合、その手続きを実行します
    続いて値がCloseableまたはAutoCloseableの場合closeを呼び出します。
    
    値が未設定の場合、あるいは２度め以降の呼び出しでは、、 hiU.EVEN_NULL指定がなければ利用者手続きは実施されません。
    hiU.EVEN_NULL指定いかんにかかわらずcloseの呼び出しは行われません。
    
    定義:
    
    close インタフェース内 AutoCloseable
  - val
```
public T val()
```
    値を得る.
    
    戻り値:
    
    値
  - set
```
public T set(T val_)
```
    既にある値をcloseし、新たな値を設定する.
    close()処理後、新たな値を設定します。
    セット時処理が設定されている場合、処理が実施されます。
    
    例えば次のコードでは
```
public class Test {
   static class MyBufferedReader implements AutoCloseable{
      public BufferedReader br;
      public String         name;
      public MyBufferedReader(String name_){
         System.out.println("open");
         br  = hiFile.openTextFileR(name_);
         name= name_;
         }
      public void close(){
         System.out.println("close");
         try{br.close();}catch(Exception _ex){}
         }
      }
   static hiMultiPrinter ps;
   public static void main(String[] args_){
      hiU.setPrinter(new hiMultiPrinter(System.out,"kekka.txt"));
      try(R<MyBufferedReader> _br=new R<>()){
         _br.whenSet(  br_ -> System.out.println("SET:"+br_.name) );
         _br.whenClose(br_ -> System.out.println("CLOSE:"+br_.name) );
         //
         _br.set(new MyBufferedReader("A.txt"));
         // ... A.txt読み込み処理
         _br.set(new MyBufferedReader("B.txt"));// ここでA.txtのcloseが起こる
         // ... B.txt読み込み処理
         _br.set(new MyBufferedReader("C.txt"));// ここでB.txtのcloseが起こる
         // ... B.txt読み込み処理
         }// ここでC.txtのcloseが起こる
      catch(Exception _ex){
         System.out.println(hiU.str(_ex,hiU.WITH_STACK));
         }// ここでC.txtのcloseが起こる
      }
   }
// 出力
```
    パラメータ:
    
    val_ - 設定する値
    
    戻り値:
    
    設定された値
  - whenClose
```
public void whenClose(Consumer<T> closing_)
```
    close時の手続きを設定する.
    close時に実行する手続きを設定します。
    
    パラメータ:
    
    closing_ - close時に行う手続き
  - whenClose
```
public void whenClose(Consumer<T> closing_,
                      long option_)
```
    close時の手続きを設定する.
    close時に実行する手続きを設定します。
    
    パラメータ:
    
    closing_ - close時に行う手続き
    
    option_ - hiU.EVEN_NULL nullでも実行
  - whenSet
```
public void whenSet(Consumer<T> setting_)
```
    セット時の手続きを設定する.
    セット時に実行する手続きを設定します。
    
    パラメータ:
    
    setting_ - セット時に行う手続き
    
    関連項目:
    
    set(Object)
  - reset
```
public hiTry.R reset()
```
    既にある値を消去する(手続きも含め設定を消去する)
    
    戻り値:
    
    this
  - detach
```
public T detach()
```
    既にある値を取り外す（closeされない,手続き設定は残る)
    
    戻り値:
    
    値
  - useRandomAccessFile
```
public static void useRandomAccessFile(String fileName_,
                                       String mode_,
                                       hiU.BiConsumerEx<String,RandomAccessFile,Exception> func_)
```
    RandomAccessファイルをラムダ式で利用.
    RandomAccessファイルをオープンし、ラムダ式を適用、クローズします。
    
    次のように使うことができます。
```
    void foo(String fileName_,RandomeAccesFile file_)throws Exception{
       // ... ファイル読み込み処理
       }
    //...
       R.useRandomAccessFile(fileName_,"r",(_n_,_a_)->foo(_n_,_a_));
```
    パラメータ:
    
    fileName_ - ファイル名
    
    mode_ - オープンモード r,rw,rws,rwd
    
    func_ - ラムダ式

クラス hiTry.R<T>

コンストラクタのサマリー

メソッドのサマリー

クラスから継承されたメソッド java.lang.Object

コンストラクタの詳細

R

R

R

R

R

R

R

R

メソッドの詳細

equals

close

val

set

whenClose

whenClose

whenSet

reset

detach

useRandomAccessFile