otsu.hiNote

クラス hiFilter.CubeSpline

java.lang.Object

otsu.hiNote.hiFilter.CubeSpline

含まれているクラス:

hiFilter

public static class hiFilter.CubeSpline
extends Object

フィルタ（この版では３次スプラインのみ）

 FIFO(押し出し型)フィルタ;構築子+put()

指定サンプル数のデータによって得られる領域(処理対象区間：窓)をスプライン補完し、サンプルが入力されるたびに 中央区間部の補完データを出力します。
サンプルデータ数は処理対象区間数+1となります。

出力には窓分の遅延が有ります。

例えば入力キューから値を得、補間したデータを出力キューに出すには次の様にします。

   hiSyncQue<Double> _inputQue =new hiSyncQue<>();
   hiSyncQue<Double> _outputQue=new hiSynqQue<>();
   hiFilter.CubeSpline _filter   =new hiFilter.CubeSpline(5,10);
   Double              _inputValue;
   while( (_inputValue=_inputQue.get()!= null ){
      double[] _outputValues= _filter.put(_inputValue);
      if( _outputValues==null ) continue;// データ蓄積中 最初の5個はデータが出ません
      for( double _outputValue:_outputValues ){
         _outputQue.put(_outputValue);
         }
      }

中央部区間のみ採用することにより区間と区間は滑らかに繋がるようにしてあります。 サンプル数(窓サイズ)を大きくとれば、より滑らかに繋がります。

 ループしたデータの補間；static asLoop()

ループしたデータを最後から先頭に滑らかに繋がるように補間します。

次のような形で無限に繋がった滑らかな波形を生み出すことが出来ます。

   hiSyncQue<Double> _outputQue=new hiSynqQue<>();
   double _input_values[] = {....}// 元の値をセット
   int    _divide         = 5;    // １区間の分割数
   double _output_values[]= hiFilter.CubeSpline.asLoop(_values,divide_);
   while(...){
      // _output_valuesの最後の値の次は先頭値で滑らかに繋がる
      for( double _val:_output_values ){
         _outputQue.put(_val);
         }
      }

出力データ数はサンプリングデータ数×１区間の分割数となります。

 末端を持つデータの補間;static asFilament()

末端を持つ糸状の形態として補間します。

サンプリングデータの後端データが、結果の後端データになります。出力データ数はサンプリングデータ数×１区間の分割数＋１となります。

   hiSyncQue<Double> _outputQue=new hiSynqQue<>();
   double _input_values[] = {....}// 元の値をセット
   int    _divide         = 4;    // １区間の分割数
   double _output_values[]= hiFilter.CubeSpline.asFilament(_values,divide_);
   for( double _val:_output_values ){ // sample最終端を含む
      _outputQue.put(_val);
      }

コンストラクタのサマリー

コンストラクタ

コンストラクタと説明
CubeSpline(int segments_, int divide_) 処理対象区間数と区間内の分解数を指定します。

メソッドのサマリー

修飾子とタイプ	メソッドと説明
static double[]	asFilament(double[] values_, int divide_) 指定値が単純に末端を持つものとしてスプライン値を得る.
static double[]	asLoop(double[] values_, int divide_) 指定値がループを形成するものとしてスプライン値を得る.
double[]	put(double value_) 値を追加する.中央区間の補完情報が押し出されてくる.

クラスから継承されたメソッド java.lang.Object

equals, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

コンストラクタの詳細

CubeSpline

public CubeSpline(int segments_,
                  int divide_)

処理対象区間数と区間内の分解数を指定します。

例えば冒頭の図は対象区間数=5,分割数=10です。

パラメータ:

segments_ - スプライン補完を行う対象区間数（)

divide_ - 区間の分解数

メソッドの詳細

put

public double[] put(double value_)

値を追加する.中央区間の補完情報が押し出されてくる.

パラメータ:

value_ - 入力値

戻り値:

中央区間の補完情報

asLoop

public static double[] asLoop(double[] values_,
                              int divide_)

指定値がループを形成するものとしてスプライン値を得る.

指定値がループを形成するものとして最後と先頭が滑らかに繋がるスプライン補完された値を得ます。

パラメータ:

values_ - 値の並び

divide_ - 区間の分解数

戻り値:

スプライン補完された値

asFilament

public static double[] asFilament(double[] values_,
                                  int divide_)

指定値が単純に末端を持つものとしてスプライン値を得る.

パラメータ:

values_ - 値の並び

divide_ - 区間の分解数

戻り値:

スプライン補完された値