思うまま

2025年11月22日(土) このような意見が広まるのを期待しています。

 YAHOOニュースに左のような記事が載りました。
1番目の記事はこちら、2番目の記事はこちらをクリックしてください。(いずれも新しいウィンドウで開きます。消されていたらごめんなさい)
1番目の記事
 アメリカの「25年ルール」を知っていますか?アメリカ国内では、基本的に”右ハンドル車”の走行は禁止されているが、初年度登録から25年以上経過したクルマなら輸入することができる。
 このため、古い日本車特にスポーツカーの人気が高く、最近では軽トラックの輸入が増えていると聞く(筆者注)。この現象の要因は、「長くクルマを維持することに対する税金の負担増」である。日本の税制では、13年以上経過したクルマは税率が上がり、18年を経過するともっと重税になる。これでは、「名車」と呼ばれる”古いクルマ”を自ら手放せと国から言われているようなもの。
2番目の記事
 古いクルマは「悪」という扱いをする日本。古いクルマを”優遇”するドイツの「Hナンバー制度」。
 ドイツでは旧車を守る文化として、一定の条件を満たしたクルマにはナンバープレートの最後に「H」が付く。ドイツ語で「歴史的な」という意味の「historisch」の頭文字を取って「Hナンバー」と呼ばれ、さまざまな優遇措置を得られるという。
 30年以上前に発売された古いクルマを大切に乗り続け、カーライフを楽しんでいる方。普段は仕事に使う軽自動車に乗っているが、休日はお気に入りの旧車で近場へのドライブを楽しんでいる。「年間走行距離が100キロにも満たないのにこんな高額な税が課せられる」と嘆いておられるという。
以下私のぼやき
 私は昭和43年製のスバル360(昭和61年から所有)と、平成16年登録のMBワゴンを所有しています。MBに関しては、オーナー表彰の2025年1回目のレポートの6番目に載っています。
 スバルは360ccしかも年間数10キロしか走らないのに軽自動車税が12,900円(13年未満なら7,200円)、MBは年間1,500キロしか走らないのに自動車税が58,600円(13年未満なら51,000円)。この重課税は環境性能によるものですが、環境性能が高いクルマが年間10万キロ走るのと、環境性能は悪いけど年間千キロ走るクルマを比較した場合どちらが環境を悪くするか考えてほしい。EVの税金はどんなに大きいクルマでも25,000円だと思います。バッテリーを積むため車重が重いにも拘わらずです。
 古いクルマ、環境性能の悪いクルマに対し一律に重課を課す法的根拠はどこにあるのでしょうか。ネットの情報によれば、環境対策を国全体として推進するために、新しい車両への乗り換えを促進していることが、自動車税(種別割)・軽自動車税(種別割)と自動車重量税に重課が適用される主な理由とあります。クルマを1台作り販売するためにどの程度環境汚染を招くのでしょうか。また、日本の古くなったクルマは解体されず外国に輸出され活用されているとも聞きます。上記1番目の記事でもアメリカで走っています。環境汚染は日本国内だけで防げるものなのでしょうか。
 そもそも自動車税は1968年に「道路特定財源」という目的税でしたが、道路整備が黒字になったため2009年には一般財源化されました。現在の目的は、自動車がもたらすCO2排出、道路の損傷、交通事故、公害、騒音など、様々な社会的費用に対応するための行政需要の財源とされています。軽自動車税がこのような目的に使われているかチェックしたいと考えています。
 クルマに関して、これからは環境負荷に加え、年間走行距離や車重に応じた税額も考えていただきたいものです。 また、諸外国のように自動車の歴史的ないし文化遺産的価値の観点から優遇措置を検討していただけないでしょうか。できなければ重課だけは免除していただけないでしょうか。