思うまま

2025年10月2日(木) 地下神殿を見学してきました。

 私が所有する貸家等の管理をお願いしている不動産屋さんには家主会という組織があり、オーナーの有志が集まり一日バス旅行や勉強会などを催しています。今年度私めが会長を務めています。
 今年はどこに行こうか役員で検討し、勉強会を兼ねて「首都圏外郭放水路」を見学した後「積水ハウス Tommorowa's Life Museum関東」を研修することになりました。
 福生を午前8時に出発し、放水路に行く前に「道の駅アグリパークゆめすぎと」に立ち寄り買い物を楽しみました。首都圏外郭放水路は見学(有料)の申込みが多く、特に団体は予約を取るのに苦労するとのことです。埼玉県春日部市にある約6.3㎞の地下放水路です。大きさは世界最大級で中小河川の水を江戸川に流すことを目的に作られました。この地域は利根川、江戸川、荒川といった大河川に囲まれたお皿のような低い地形で、また、河川の勾配が非常に緩やかなため水が流れにくいといった特徴があるそうです。
 内径15mから31,6m、深さ66mから71mの5本の立坑を内径10.5mのトンネルでつなぎ全長は6.3㎞に及びます。流れてきた水は長さ177m、高さ18m、幅78mの調圧水槽に溜められ最終的に江戸川に放水されます。今回見学できたのは調圧水槽で、長さ7m、幅2m、高さ18m、重さ500tの柱が59本もあり、水槽の天井を支えている光景は地下にそびえる地下神殿を思わせます。写真が地下神殿を見学する様子で、神殿に見えるでしょうか。
 和食処で会席膳をいただき、茨城県古河市にある積水ハウスの展示場に向かいます。ここは積水ハウスが展開するただの展示場ではなく、7つの家族の暮らしを体験できるモデルハウスや、技術を五感で学ぶ構造館など、住まいづくりのアイデアが盛りだくさんな施設です。
 木造建て、軽量鉄骨建ての家を見学しました。いずれも80坪を超える立派な建物で建築費は優に1億円を超えます。最後に構造館と呼ばれる建物で、積水ハウスが誇る鉄骨の説明、耐火構造の実験、断熱床・壁の説明を受けました。最後に飲み物をいただき施設を後にしました。
 帰りも圏央道は順調に進み、予定の時間に戻ってこられました。さて、来年はどこに行きましょうかね。