2025年8月14日(木) これが国道16号線の街路樹です。

左手前に映っているのが福生市の木であるキンモクセイです。植えられてから何年経つのでしょうか、殆ど育っていません。ある人曰くコンクリートの枠のような中に植えられているんじゃない?
キンモクセイは庭に植えると剪定が大変な木です。あっという間に背丈を超えてしまいます。花が咲くといい臭いが漂うので好まれますが、そもそも街路樹には向かないのではないのでしょうか。上にもさることながら横にも育ちます。それなのに植えられた時の支えの竹の棒をやっと超えたところです。
この日歩道の手入れが行われた後と思われ、低木帯のツツジがきれいに剪定されていました。そこで写真を撮っておこうという気になった次第です。春になったらツツジの花がきれいに咲くか楽しみです。ちなみに反対側の内回りの歩道には街路樹は植えられていません。炎天下に歩くことは遠慮したいですね。
総武国道事務所の説明書に従い昭島市の木がサツキツツジと報告しましたが、ホームページで確かめたところ市の木 もくせい・市の花 つつじとありました。福生市も確認すると、市の木 モクセイ・市の花 ツツジとあります。ひらがなとカタカナの差はありますが同じじゃないですか。ワークショップにおける住民の意見では樹種はモクセイとツツジとなっていました。高木より中低木が良い、との意見が勝ったんですね。街路樹の目的は何なんでしょうね、樹冠被覆率が全く評価されていませんね。
ちなみに、樹冠被覆率の定義は「ある土地の面積に対する樹木の枝や葉で覆われた部分の割合を表します。」。東京都区部では2013年の9.2%から2022年には7.3%に減少しています。緑陰効果や気温上昇の抑制、生物多様性の保全などに貢献します。海外では、樹冠被覆率を向上させるための政策が積極的に進められていますが、日本ではその重要性が充分に認識されていない状況があります。
私が南稲荷の巨木を守るために必死になっているのも暑さを防ぐためと古い物を大切にしたいという気持ちからです。