思うまま

2025年8月3日(日) 我が意を得たり。

 今日の朝日新聞社説に「ガソリン減税 脱炭素と財源忘れるな」という記事が載りました。今回の参議院議員選挙の公約にいくつかの党が掲げたテーマです。早速野党7党は関連法案を国会に提出しました。
 個人的な見解ではガソリン代が下がるのはありがたいのですが、今夏の暑さや世界的な異常気象は地球温暖化が原因なのは明らかです。ガソリンを燃やして動力を得る自動車は温暖化の原因となる二酸化炭素を排出します。電気自動車にしても現在の日本の電力供給を鑑みるに火力発電が70%以上(内訳:天然ガス33.7%、石炭30.8%、石油8.2%)を占めており、天然ガスも石油や石炭より少ないにせよ二酸化炭素を排出します。
 以前電気自動車(EV)に乗っていましたが、自前で太陽光発電装置を設置できるならともかく脱炭素に反するという理由で止めました。
 この旧暫定税率、半世紀前から続く課税根拠のはっきりしない税金です。この訳の分からない税金を廃止するのは望ましいとは思いますが、国の税収は年1兆円減り、価格引き下げでガソリン消費が増えるでしょう。いずれにせよ単に廃止するのではなく、代替財源を始め課題解決が必要と思われます。
 この社説は私が疑問に持っていたことをずばり述べてくれました。興味ある方は新聞を見て下さい。
 もう一つ納得がいかない税金があります。私の趣味の一つに旧車の保有があります。SUBARU360は昭和43年製、もうすぐ還暦を迎えます。新車から保有していたわけではありませんが、昭和61年登録ですので来年40年を迎えます。もう1台、E240ステーションワゴンは昨年20年表彰を受けました。
 ご存じのように新車登録から13年を超えると自動車税が高くなります。高くなる理由は、車の排出するガスが地球温暖化などに悪影響を与えるとみられているからです。
 ちょっと待ってよ、SUBARUは年間100㎞未満、E240は20年で3万㎞しか走っていません。現代の車で年間2万㎞走る車と比較してみてください。いっそ車検時に走行距離が分かるのですから走った距離と重課を連動していただけないでしょうかね。JAFも動き出したと聞いています。イギリスでは1973年1月1日以前に登録された車は自動車税無料です。イタリアでは、20年以上経過の車両は「クラシックカー」として認められ減税対象となる。30年以上の車両は免除されます。
 さすがに取れる税金を廃止する勇気は財務省にはないと思いますが、50年を超えた車は文化的価値があるのではないでしょうか。
 残クレで高級車に乗っている若いドライバーさんにはご理解いただけないと思いますが、良く調べてまた報告したいと思います。タイトルが適意かどうか不安ですが許してください。